ぜんぜんすごくないです
ま、
ペルソナ設定
っていうほど
たいそうなもんではありませんが、
当社も当社なりに、
理想的な顧客像ってもんを描く努力をしております。
ペルソナとは、あなたの商品やサービスにとっていちばん理想的で、
あなたの会社やお店を好きになってくれる象徴的な顧客像のことです。職業、年齢層、趣味、食べ物の好み、経済的な豊かさ、行動範囲‥‥等、あなたのファンになってくれる顧客の「像」をより細かく具体的に描いていくことで、
マーケティングにストーリーが生まれ、共感を得やすくなります。
あまり詳しくは書きませんが、
創業から通算して30年近いコンサルティング実績をデータベースに放りこんで、
いろいろかきまぜたあげくコンピュータを使わずに分析し、
寝る間を惜しんで出したコンセプトが──
すごくない。
もしあなたが、
すごい経営者を目指しておられるなら、
たぶんウチの管轄じゃないんで、
別のコンサルタントをおすすめします。
はじめからガツンと高い報酬を用意して、
もうちょい有名な先生のところへ行ってください。
ウチはもうちょっと手前。
めっちゃリアルに小さい話をしますけど、
代表取締役の役員報酬ベースで、
年収
1200万円から3600万円のゾーンです。
従業員数でいうと、
非正規雇用を含まない正社員数で
10~30人までの中小零細規模。
(製造業だと
10~200人くらいでもアリ。)
いまの現状がその範囲かという話ではなしに、
目指している先がそんなもんで、
でっかいビジョンを描いてない
っていうあなた。
すごくなく熱くなく器用でもないあなた
こそ
が、
この経営相談のお客さまです。
いますでに、
>上場だーっ!100億だーっ!
ていうマインドの方は、
残念ながらちがうんです。
事実、
当社の顧客には
すごい経営者はいないのですし。
失礼ながら、
すごい会社もない。
正確には、
出会ってからのちに会社が大きく成長して
いつのまにかすごくなってる社長
っていうのはけっこういます。
出会ってからしばらくたって、
5億だ
10億だ
100億だと息巻く大先輩もおられます。
そういうのはOK。
もちろん行けるとこまでおつきあいするんですけど、
正直なところ、
別に何もお手伝いすることがなくなります。
逆にこちらが勉強させていただくことばっかりで。
いちいち自慢してもしゃあないんで黙ってますけど、
>あの人、
>もうだいぶ昔になりますけど、
>一時期ウチのお客さんだったんですよ
っていうと、
びっくりされることがありますから。
すごい人は
ほんまにすごいです。
でもそういう人に対してはもう、
>へぇ~、
>すごいですね♪
くらいしか、
会話がない。
わたしたちはぜんぜん
すごくないので。
天才もいない。
マラソンにたとえると、
ランナーが3時間半を切ったら入門トレーナーの役目はおしまい。
夢もお金もなかったころからいっしょにがんばってきたってことで、
出世払いのコンサルティングフィーをはずんでいただいたら、
それが卒業みたいなもの。
そこから先は
別のコーチにおまかせすることになります。
あなたがもし
すごくなく熱くなく器用でもなく、
静かにビジョンを語れる人なら、
どうぞわが社にお越しください。
すごくないあなたにわたしたちが出す課題は、
タイムに関係なしに42.195キロを完走すること。
無理なくケガもなく体調管理も万全で、
スマートに走りきること。
そして次の段階では、
自分のタイムを予想し、
予想したタイムのとおりにゴールすること。
はじめは7時間くらいかかってたとしても、
やがて6時間になり5時間になり、
そして
サブフォー(4時間切り)を目指す。
たとえ1分でも、
自己ベストを確実に更新しつづけること。
マラソンにたとえたらそんな感じです。
60分一本勝負で
課題がはっきりしていて、
自社に何が足りないかがおわかりの方は、
業者に電話をかける時点ですでに目的物がはっきりしてます。
だからピンポイントで
>これください
となる。
しかし、
すごくない社長サンはたいてい、
自社の経営課題がほんとうは何であるか、
きちんと把握できてません。
身体といっしょで、
病気の原因は
痛むところと別にあるからです。
わかっているつもりでもマトがはずれている。
あー残念(>_<)!
いまそこかーっ??
ってな感じで、
Oh! My god!な気分にさせられるとこです。
はじめに方向をまちがうと、
よけいなカネをムダに使ってしまうことになりますよ。
目的地と反対方向に走っていくバスに乗ってしまっても、
運賃はかかりますので。
だから特に初回のセッションでは、
全身を耳にして、
英語でいうと
I'm all earsで、
会社全体の健康状態をじっくりヒアリングさせていただく。
どっち向いて歩きだすか
は、
ご本人が自覚されている以上にものすごく重要。
なので、
お金の使い道がほぼ決まりつつある段階での
セカンドオピニオン
が
目的でももちろんけっこう。
いわば軽いマッチングですからね、
これは。
顔を合わせて声を聞いて、
ジョークのひとつも交わせば、
ウマが合うか合わないかがだいたいわかりますから、
商品のスペック以上に重要かもしれないそこの部分を、
手っとり早く察知していただく。
60分一本勝負
って、
このごろ聞かなくなりましたが‥‥
昭和30年代生まれのショウゾウさんは、
この感じが好きなんです。
初回だけは、
事実確認の必要な事項が多いので、
時間には少し余裕をもっていますけど。
なるべく準備していただきたいのは、
損益計算書や貸借対照表、
月次の売上推移表など、
あなたの会社の経営状態を数値であらわした資料です。
そこで、
>いや~んこんなん見られたら恥ずかしい‥‥
って方、
自己開示
ってことのために、
なんとか勇気をふりしぼっていただければ。
もういっこの気づきのために
何年か先に
どうありたいか
を
大切に明確にする努力をしてみましょう。
5億円ほしいのか、
3000万円でいいのか、
それで分かれるんです。
わたしたちは自分の
身の丈
を
わかっているつもり。
年商100億円
と
聞いたとたん、
少し荷が重い印象を受けるし、
事業の全体イメージが想像できませんから、
どっか別のところに行ってもらったほうがいいかも‥‥ってなるんです。
かといって、
>いやいや、
>年収1000万円でじゅうぶんなんで、
>3年後に達成できるようにがんばります。
っていうのは、
いくらなんでも謙虚すぎ。
それもちがう。
わたしたちは別にすごくない。
目指してさえない。
すごくなく熱くなく器用でもない。
じゃあ、
平凡でありきたりなの?
というと、
それもまったくちがう。
すごくない = ふつう
では
ない。
あなたは、
現状に不満や危機感があるからといって、
すごいとこ目指すタイプですか。
現実を見ずに一足飛びに、
>わー!えらいこっちゃ!
>もうこれしかないワ!
って、
ガーッと発憤してダーッと走りはじめる?
そういうキャラの方、
たくさんいらっしゃいますけども。
社運をかけて、命がけで、進退もかけて‥‥?
そういうの、
ここぞ
っていうときにかけたらかっこええですけど、
いろんなもんをしょっちゅうかけすぎてると
安っぽいだけですよ。
ごはんに
たまごかけて食べるのとわけがちがうんですから。
そうではなく、
冷静に立ち止まって足下を見る。
わたしたちは、
いままでになかった角度から、
もういっこちがう気づきを見つけることに全力をあげます。
たったいっこ。
そして最後に
>いやぁ~ほんっとに、
>すごくないですね!
って
言ってもらえたら‥‥
これ、
ほめ言葉なので" "(/*^^*)/