MAP経営指針 > 脱・ぬるま湯

新卒採用に4期連続で取り組んでみて、人財育成や組織づくりに対する意識が激変しました。 ビフォーとアフターで180度ガラッと反転した部分もあります。 「ぬるま湯」という居心地のいいところに長く浸かりすぎていたのかも‥‥と、ふりかえって反省しています。
経営指針発表会

脱・ぬるま湯 ──第18期 経営指針発表にあたって

※これは当社の「第18期 経営指針書」からの抜粋で、基本的には社内文書なのですが、さしさわりないので公開しています。


中小企業家同友会の共同求人活動に参画し、
新卒採用に4期連続で取り組んでみて、
人財育成や組織づくりに対する意識が激変しました。
ビフォーとアフターで
180度ガラッと反転した部分もあります。
雇用を増やすということは、
それだけの人件費がどこからか出てこなければなりませんので、
いままでのようにのんびりした成長率ではたちまち赤字転落です。
スピードの速さは恐怖感にもつながりますから、
急速な成長を楽しむには勇気も必要。
まずは、
変化することに対してアレルギーがあったことを認識します。
いわゆる「ぬるま湯」という、
居心地のいい場所に長く浸りすぎました。
ローラーコースターとか別に好きじゃないですから。
誘われても乗りませんでしたから。
平常モードとはちがう、
特段の成長ビジョンを描画していく根気がいるなと感じます。
対前年20%、30%の伸び、
あるいは
2倍、10倍の伸び、
を、
本気で実現するには、
これまでとは次元のちがうインプリンティングが求められます。
変化にともなう痛みだと片づけてしまえばそれまでかもしれませんが、
前期、
柴田部長がメンタル面でクラッシュを起こしました。
社長のわたしとコミュニケーションが噛みあわず、
気持ちが伝わらない苛立ちが爆発しました。
「身近なメンタルヘルス」をテーマにしたセミナーを
昨年11月に東京で開きましたが、
まったくそのテーマそのもの。
狭い会社の中には逃げ場がありません。
ひとりになりたくてもなれないし、
ほっといてほしいタイミングでほっといてもらえるとはかぎりません。
部長の感情が壊れると会社全体がストップします。
2時間でも3時間でも半日でも、
仕事が止まります。
仕事を止めて感情と向きあいます。
「気の持ちようには責任がある」という自覚を求めつつ、
メンタルヘルスケアを軽く扱わない。
厳しい試練がしばらく続くかもしれません。
成長スピードを上げるための下ごしらえは終わっていると考えます。
無から有を生むフェイズはすぎていて、
売れていく技術とサービスがすでにあります。
長いことかかって畑を耕してきました。
次はいったん収穫の時期ですので、
そのための体制をつくります。
2015年1月16日
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