ERP 王様ができること

王様に何ができるかとな?

愚問じゃな。

なんでもできるから王なのだ。

しかも王は慈悲深い。
お金があまりなくて人材もそんなに豊富ではない中小企業のシステムの面倒をみるということにかけて、
オールマイティであり、かつ優しいのだ。

たとえば在庫じゃ。
  「在庫が、在庫が、在庫が‥‥」と、
熱にうなされた赤子のように騒ぐでない。
特に製造業にたずさわる民は在庫管理で難渋しておるようじゃがな。

王に任せられよ。

クラウドERPの絵

あるとき羊たちが騒ぎ始めた。
  「計画に対して実際の生産はどれだけ遅れているの?」
  「いつまでにどの受注残から先に片づけていけばいいの?」
  「取引先ごとに製品の呼び名がちがったり単価がちがったりするときはどうするの?」
  「どの棚に何を置いたかまで知りたいの」
羊たちはなかなか寝つこうとしないだろう。
手っ取り早く解決してほしければ王にきけ。

黙って託されよ。

鉄でもプラスチックでも繊維でも同じことだ。靴でも皿でもボトルワインでも同じことだ。
人が動きモノが動き伝票が動きカネが動く。それだけのこと。

ホームページだのブログだの、タイムカードだの給料明細だの、
納品書だの請求書だの、受発注だの見積だの‥‥と、
あれこれ迷うでない。

王は、
すべてを知り、
すべてに答える。
ホッホ(^o^)。


カードがないのにタイムカード

こんな素朴なしくみで喜んでくれるとはな、意外じゃった。

下界では “タイムカード” と呼んでおるそうじゃな。

働きはじめた時刻と働き終えた時刻を記録しておいて、あとで賃金を計算する。ただそれだけのことじゃ。

それを簡単にしてやったのじゃがな。

王は、じゃまくさいことは好かぬからな。

そこにパソコンというものがあって、ネットにつながっておるではないか。

ならばキーを押せ。

まだ他に何がいるのだ?


帳票をサクッと印刷

便利な世の中になったものだ。

少しむずかしい話になるが、ウェブブラウザというものであらゆる情報が扱える世の中になってきた。

リッチアプリケーションなどと呼んでおるな。

それではもう王の出番はないのかもしれぬ‥‥などと思ったりもした。

じゃが気の毒なことに、

どうも日本国の伝票なるものはブラウザでは扱いにくいと聞いた。

連続帳票となるとなおさら厄介らしい。

それでは中小の民は戸惑うであろうな。

来る日も来る日も納品書、納品書、納品書‥‥。納品書の山だからな。

そんなことにたくさんお金をかけるくらいなら、

王にきけよ。

データの一元化と共有の実現のために〜その1

王は、
美しいものを愛する。

美しく研ぎ澄まされたデータベースの絡み合いは無条件に胸に熱く響く。

王は、
すべてを一元化して共有することを愛す。
列を離れ秩序を乱すものに対して特別な慈悲を授ける。

王は、
特別な職人に特別なデータベースを作らせた。
それはあまりに特別でこの世に2つとない名品となった。

ERPパッケージ

ERP
(Enterprise Resource Planning)
企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図る手法・概念のこと。これを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェアを「ERPパッケージ」と呼ぶ。
 購買・生産管理・販売管理・財務会計・人事管理・物流管理など、企業活動全体にわたる業務を統合データベースを介して有機的に結合できるという、大きな特長がある。

王の国に存在するあらゆる企業のあらゆる活動を統一しうるモデルが生まれた。
「ぽすのすけ」も「ぷーたろう」も「ピーポス」も「キャバ楽」も、
ここから生まれた。

凡百の民は、
この図を「データベース相関図」とか「全体最適の図」と呼び、
謎を解こうとした。

見積とか受発注とか納品とか仕入とか生産とか在庫とか給料計算とか‥‥、
企業活動の中で発生してくる基幹的なデータが、
なぜかくも美しく一元化されるのか。

謎は解けなくとも仕事は完結する。
心配は無用。

王の選んだ特別な職人は、
国じゅうの中小零細企業にも手が届くように、
この特別なものに特別な値段をつけ、
インターネットという特別な方法で流通させはじめた。

作ったり売ったり仕入れたりするときに生まれるデータが、
いつでもどこからでも常時共有することを可能になった。
それが王の愛だったからだ。

オンラインショップも、
店頭のポスレジも、
日々発行する納品書も会計帳簿もタイムカードも、
すべて 一本化して完結させてしまえば、
臣民が楽になり国が栄える。

王はその夜、
初めて涙をこぼした。

 


データの一元化と共有の実現のために〜その2

インターネットは知っておるな。インターなネットのことじゃ。

食べるものではないが、食べるものも手に入る。

じゃが王は、このインターなネットがこの世に生まれるずっと前から王である。
そして王が王であるよりはるか昔から播磨の国はある。

はりまのくに。美しい国。

今や万国の民は、このインターなネットを介して播磨の国と友好を結ぶことができる。
たいしたお金もかけずに‥‥。

特に、「まとまった金」が、いかなるときにもかからない。

「中小零細企業からまとまった金を徴収すべからず」──それがこの国の定めだからだ。

これで皆がしあわせになれる。
ついてきたまえ。


ASP/SaaS
(Application Service Provider / Software as a Service)
アプリケーション・ソフトを、インターネットなどの広域ネットワークを通じて、複数の企業向けに賃貸(レンタル)形式でこれを利用させること、あるいは、そうしたサービスを提供するビジネスモデルを指す。

SaaS

 


ゴールは経営の効率化

そろそろやめにしよう。むずかしく語りすぎたようだからな。

汝らも肩が凝ったであろう。

ほんとうは経営の効率化など、してもしなくてもよいのかもしれぬ。

「会社を経営する」とは、ただそれだけですばらしいことだからな。

遠まわりを楽しむ余裕も大切なのかもしれぬ。

効率化を考えるのも考えないのもすべては汝らの選択しだい。

よく感謝して自愛されよ。

再統合劇的改善

BPR
(Business Process Reengineering)
すべての企業活動を、首尾一貫したビジネスプロセスへ再統合し、効率や生産性を劇的に改善することを目指し、業務内容や業務の流れ、組織構造を分析、最適化すること。
 たいていの場合は組織や事業の合理化が伴うため、高度な情報システム(ERP等)が取り入れられる場合が多い。